ミュージカルと私
自分の沼について語って良い場( 沼 Advent Calendar 2018 - Adventar )があると聞いて勢いで手を挙げ、これまた勢いでブログを立ち上げました。
12/3担当のしょいと申します。宜しくお願いします。
先人が落ちているインク沼、リアル脱出ゲーム沼を見つめる私の足元は既に湿っています。
さて、今まで私は自分が漫画沼やお絵かき沼在住であると認識していました。
が、ふと気がついたのです。「あれ?初めてミュージカルを観てから、早11年。どんな時でも年に数回は観劇しているぞ?」と。
まさに沼。入ってしまったが最後、沈むだけ。
というわけで語彙力低めの私がミュージカルの思い出を書き綴ります。
! attention !
- ストーリーについて触れたり触れなかったりします
- 作品紹介というよりは思い出語りです
ミュージカル以外の舞台作品やDVD/Blu-rayで観ただけの作品は泣く泣く除きましたが、それでもかなりのボリュームになったので気になるタイトルのところだけどうぞ!
目次
- ミュージカルの非現実感が好き
- ミュージカルとの出会い 『CICAGO』
- 一生大好き 『ウィキッド』
- ファントムの美声は激甘 『オペラ座の怪人』
- 2019年版も観に行きます! 『キンキーブーツ』
- 小説が具現化した 『手紙』
- 映画版もオススメ 『RENT』
- ただただすごい 『ライオンキング』
- 1週間で3回観た 『グーテンバーグ!ザ・ミュージカル 』
- とにかく後味が爽やか!! 『ジャージー・ボーイズ』
- 人が猫になる瞬間 『キャッツ』
- おわりに
ミュージカルの非現実感が好き
歌と踊りを武器とする集団が心をえぐってくる。それがミュージカル。
ある時はするどい声で胸をしめつけれられ、ある時は甘い声で惚れさせられる。
踊っている時は存在しないはずのエフェクトが見えちゃう。
キラキラした星とかおどろおどろしい雲とかハートマークとか。
まさに魔法。夢うつつ。
いつも私を最高の気分にさせてくれる。ありがとう、ありがとう。
今後もその武器で私をボコボコにしてください。
ミュージカルはすごい。大好き。
ミュージカルとの出会い 『CICAGO』
2007年冬。
ほぼノープランでのニューヨーク旅行中、ブロードウェイなるものを感じてみたいと当日券で入ったのがCICAGO。
映画で見たことがあるから英語が分からなくても大丈夫だろう、というだけの理由。
与えられた席は前から2列目の中央席。
至近距離で黒い下着姿のお姉さま方がパワフルに歌うは踊る踊る。
歌も私の体にビリビリ響く。残ったのは何かとてつもない衝撃を受けたという記憶のみ。
それが沼の入り口でした。お邪魔しまーす。
一生大好き 『ウィキッド』
好きなミュージカルは?と聞かれたら真っ先に答えるのがウィキッド。
是非観て欲しいけれども残念ながら今は日本ではやっていないのです。
しかし私とウィキッドは切り離せないので遠慮なく書くぞ。
出会いは2009頃。
劇団四季で5回以上は見たし、これを観るためにニューヨークに一人旅したレベル。
まさに愛。
「オズの魔法使いに出てくる西の魔女はなぜ悪い魔女と呼ばれるようになったのか」というお話で、エルファバとグリンダという性格が真逆な二人の女の子が主人公。
コミカルな場面とシリアスな場面の歌声のギャップが激しくて、会場全体で笑って泣いて第一幕が終わる頃には既に皆ズタボロの精神状態。
何度見ても同じところで毎回泣く。嗚咽しながら泣く。
が、周囲の人も激しく泣いているから問題はない。
物語が進むにつれて、原作であるオズの魔法使いと絡み合うように伏線が回収されていく爽快感も魅力。
大好きなので今でも定期的に劇団四季版のCDを聞いているけど、やっぱり生で観たいので再演を熱望しています。
※ニューヨークでは引き続き上演中。
ファントムの美声は激甘 『オペラ座の怪人』
オペラ座に隠れ住んでいるファントムがその美しい歌声でヒロインのクリスティーンを誘惑する話。
ウィキッド目的のニューヨーク旅行の際に初めて観て、感動のあまり翌日にチケットを買って観た作品。劇団四季版も遠征して観に行った。
人の声はあんなにも甘くなるのか。ファントムに骨の髄からトロトロにされてしまった。
耳で恋をした。好き。
ヒロインのクリスティーンの声もすごい。高音というよりもむしろ超音波のような声で殴ってくる。
ダダダダダー⤴︎ダダダダダー⤵︎というメロディー(伝わって欲しい)が有名だけども、その他にもたくさんいい曲があるぞ!私はプリマ・ドンナという曲が好き。
劇団四季で2019/1/14まで仙台で上演しています。が、その後の公演予定が出ていないので興味があればお早めに!
そしてプライムビデオでは『25周年記念公演inロンドン』が観れるぞ!!
200円程度でレンタルできる!オススメ!
ちなみに私はこの作品も大好きなので今でもブロードウェイ版のオペラ座の怪人のCDを定期的に聞いています。できることならブロードウェイに瞬間移動して毎日観たい。
2019年版も観に行きます! 『キンキーブーツ』
2018/12/8からチケット一般発売!とてもオススメしたい!!
三浦春馬さんがハイヒールのブーツとミニスカートを履いて歌って踊るんだぞ??
それだけでワクワクしない???
私は2016年公演を観た。
それまで三浦春馬さんの声があんなに太くて伸びることを知らなかったし、脱いだら筋肉モリモリなことも知らなかった。
老若男女問わず誰も彼もが三浦春馬さんに恋をすると思う。
#三浦春馬さん言いすぎ問題。
ストーリーは分かりやすくて明るくてハッピー。
衣装もそれに合わせてどれもこれも華やかで鮮やかな景色が広がる。
私はスリットが入ったトレンチコート風の衣装とユニオンフラッグ柄の衣装が大好き。
↑踊るとキラキラした残像が見える衣装
過去にはブロードウェイ版来日公演も行なっているので再演があればそちらも是非!(私は来日版も2回観た)。
小説が具現化した 『手紙』
東野圭吾さんの小説が原作。兄が殺人犯となった弟の話。
映画化もされているのでタイトルは知っている人が多いと思う。
この作品の素晴らしいところは原作の空気感そのままでミュージカルが完成しているところ。
観ている最中は原作通りに辛い苦しいどうして俺が!っていう気持ちになる。
そして今、書きながら唸っている。思い出して苦しくなるのもまた心に突き刺さっている証拠。暗い話だけどもすごく好き。曲を口ずさむこともある。
過去2回上演されているので次回があることを期待。
こちらは2017年公演のDVDが出ているぞ。私は太田基裕さん版を持っていて何度も見てる。念の為通販サイトを書いておきます。 → イーストパーク通販
映画版もオススメ 『RENT』
Seasons of Love という曲がとても有名。CM曲にも使われていたから聞いたことがある人も多いと思う。
RENT(家賃)を払えないほどに貧乏な若者たちが生きる様を描いた作品。
舞台はニューヨークで1989年12月24日からの1年間の話。
全体的には暗めの話だけども観終わった後は前向きに生きたくなる。
嬉しいことに2020年秋の公演が決定しているぞ!うひょー!
ブロードウェイ来日公演も定期的に公演があるようなので機会があれば是非!
私は2017年の日本版をキャスト違いで2回、来日版を1回観ています。
あと、このミュージカルの映画版はかなりオススメ。
映画としてとても面白いことに加えて、キャストの多くがミュージカル版のキャストなのだ!すごい!嬉しい!
私は映画版のDVDを持っていて何回も観ているぞ。
ただただすごい 『ライオンキング』
2017年に初めて観たのだけども・・・
私はなぜもっと早くこれを観なかったのか!!!!
みんながすごいというものはすごいのだな、と思った作品。
有名だから色々なところから情報を得ていて観てもいないのに観た気になっていた。猛反省。
百聞は一見に如かずとはまさにこのこと。
劇場に入った後はすごいものを観て聴くことになるけども、劇場を出る頃には「すごい」しか言えなくなっていると思う。
だってすごいから。
何回も観たいのだけど中々都合の良い日のチケットが取れなくてまだ1度しか見ることができていない。
沼へ引きずり込むための一品。ファミリーでも安心して観られます。
1週間で3回観た 『グーテンバーグ!ザ・ミュージカル 』
2018年夏。
小さい劇場で二人ミュージカルを堪能。贅沢過ぎる。
2チーム体制だったので予定が合う限りの3回観劇。
小道具は主に帽子で時々ダンボール。演奏はピアノ一本。
2人だけなはずなのに何人も舞台にいた。すごい。
歌声と仕草で性別も年齢も変わる。
日替わりボケネタがたくさんあってみんなで爆笑するのだけども、シリアスになる瞬間、役者さんがガラッと空気を変えるその技術に脱帽。帽子だけに。
さらに同じ話なのにチームが変わると見える景色が違う!!
役者さんってすごいって思った。
5,800円というチケットの安さでこんなに素晴らしいものを観ていいんですか?という気持ちでいっぱいだった作品。
大好きです!再演お願いします!!
↑ 写真撮影タイムがあった。素敵。
とにかく後味が爽やか!! 『ジャージー・ボーイズ』
2018年11月、チーム違いで2公演観たばかり!
アメリカの音楽バンドのフォー・シーズンズをベースにしたフィクション。
『シェリー』『君の瞳に恋してる』等の有名な曲ばかりでコンサート感が味わえるぞ!観客の年齢層が高いのも特徴。
主演の中川晃教さんは楽器ですか??という感想を持つほどのハイトーンパワフルボイス。
デビューの頃からすごく歌が上手い人だとは思っていたけどまさか楽器だったとは。
もちろんフォー・シーズンズの4人のハーモニーも最高に心地よい!
拍手しすぎて手が痛くなるぞ。
観終わった後は草木が芽吹くような爽やかな気持ちで満たされます。
嬉しいことに日本版キャストのCDが発売されるとのことでそちらも楽しみにしてる!
尚、こちらも映画化されています。
ミュージカルに比べてとても静かな仕上がりだけど、とても私好みで3回観た。
これまたミュージカルキャストさんが多数出演されております!
再演があることを信じている!
人が猫になる瞬間 『キャッツ』
2018年11月にやっと観れた。
Memoryが有名な曲ですね!
キャッツはてっきり人が演じるものだと思っていたけど違った。あれは猫だった。
猫が歌って踊ってた。
だって人があんな動きするわけないもの。猫だ。猫。にゃーん。
観てる間、ずっと楽しい気分になれる作品。
是非とも推しの猫を見つけて欲しい。
私の推しはマンカストラップ。
この猫とグリザベラに会いに行ったのです。念願叶ったり!
次はチャラ猫のラム・タム・タガーを良く観察したい!
東京公演は6月まで発売中!
おわりに
自分の観たミュージカルの思い出を書いてみて思ったことは「どれも観れて良かった!」ということ。
一度しか公演しない作品もあるし、同じ作品でも毎回景色が違う。本当に一期一会。
まだまだ観たい作品はたくさんあるのでこれからもお財布とスケジュールの都合がつく限り沼の中を進軍するぞ!
皆様も是非、お気軽にミュージカルに足をお運びください。
沼の中よりお待ちしております。
明日12/4は hanocha さんによる沼の詰め合わせとのこと。沼がたっぷり!楽しみですね!
その他の方の沼模様はこちら→ 沼 Advent Calendar 2018 - Adventar